「ウオーキング断章」
私が県歩に入会する前は、河北新報・宮城交通共催の「みやぎ歩け歩け大会」にハマっておりました。この大会は県内各市町村の風景を訪ねるというもので、私は数年間参加して県内のほとんどの市町村を訪れることができ、400km以上達成しました。
そして、その頃に県歩に出合いました。大会への参加は、移動手段がバスということから集合時間が早い事と、現地での歩く距離が相対的に短かったということもあり、その辺をクリアーできた県歩に入りました。
時は過ぎ、平成の大合併により、当時60以上あった市町村も半分になってしまい、結果し て、当時訪れなかった町村は色麻町だけになってしまいました。いずれ機会を見ては県内全市町村達成に臨みたいと思っているところです。
(蛇足ですが、日本全国47都道府県では宮崎県だけが未踏です)。
原田 良一
東北お遍路プロジェクトの今
東北お遍路プロジェクトは、2011年3月1日に発生した東日本大震災により被害を受けた福島県から青森県までの沿岸地域に1,700km、慰霊と鎮魂の道を作ろうと、2011年9月に発足いたしました。
千年先まで語り継ぎたい物語を見出し巡礼地として選定、現在その数63か所になっております。日本国内はもちろん海外からも民族や宗教を超えて多くの方々に巡礼地をめぐっていただくことにより、東北の各被災地が千年後まで経済的・文化的に自立発展できる復興の一助となるよう活動しております。
東日本大震災発生以来約8年の間にマスコミを中心に大勢のカメラマンが被災地を訪れ写真を残しております。
一方,被災地は何百年にわたり地震・津波に襲われ、人々の間には記憶となる文学作品、世界一短い文学作品俳句を中心に多くの作品が生み出されております。
ここに被災地の「今」を切り取る第3回の「東北お遍路展」として写真と俳句のコラボレーション展を平成30年11月1日(木)~4日(日)、地下鉄国際センター駅の多目的ホールにて開催いたしました。震災の記憶を風化させないために、そして被災地への誘客という復興に欠かせない大切な役割を担っていきたいと思います。
宮城県ウオーキング協会の皆様にはすでに「東北お遍路巡礼地マップ」をお配りしておりますが、それをもとに一部分でもよいですから巡礼ポイントを訪れてみて地元の皆様との交流を楽しんでください。
今後は巡礼ポイントの追加、巡礼地の整備等多くの人が訪れやすいように被災地の皆様と進めていく予定です。今後とも皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。
会沢 浩平