東北お遍路プロジェクトの今
東北お遍路プロジェクトは、2011年3月1日に発生した東日本大震災により被害を受けた福島県から青森県までの沿岸地域に1,700km、慰霊と鎮魂の道を作ろうと、2011年9月に発足いたしました。
千年先まで語り継ぎたい物語を見出し巡礼地として選定、現在その数63か所になっております。日本国内はもちろん海外からも民族や宗教を超えて多くの方々に巡礼地をめぐっていただくことにより、東北の各被災地が千年後まで経済的・文化的に自立発展できる復興の一助となるよう活動しております。
東日本大震災発生以来約8年の間にマスコミを中心に大勢のカメラマンが被災地を訪れ写真を残しております。
一方,被災地は何百年にわたり地震・津波に襲われ、人々の間には記憶となる文学作品、世界一短い文学作品俳句を中心に多くの作品が生み出されております。
ここに被災地の「今」を切り取る第3回の「東北お遍路展」として写真と俳句のコラボレーション展を平成30年11月1日(木)~4日(日)、地下鉄国際センター駅の多目的ホールにて開催いたしました。震災の記憶を風化させないために、そして被災地への誘客という復興に欠かせない大切な役割を担っていきたいと思います。
宮城県ウオーキング協会の皆様にはすでに「東北お遍路巡礼地マップ」をお配りしておりますが、それをもとに一部分でもよいですから巡礼ポイントを訪れてみて地元の皆様との交流を楽しんでください。
今後は巡礼ポイントの追加、巡礼地の整備等多くの人が訪れやすいように被災地の皆様と進めていく予定です。今後とも皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。
会沢 浩平